J-THIFCOMの技術提案

J-ティフコムは

超緻密で水や空気の遮断性に優れ、現場で連続施工が可能な超緻密高強度繊維補強コンクリートです。
特許取得済 / 国土交通省のテーマ設定型(技術公募)「耐久性に優れる超高強度繊維補強コンクリート技術」 / 東京都建設局の新技術 / 登録商標「J-THIFCOM」Japan-Thixotropic Hardening Impermeable Fiber Reinforced Composite


<特長>


  • 高い圧縮強度を有する
  • ・ひび割れ抵抗性を有する
  • ・流動性・自己充填性に優れる
  • 遮水性が高い
  • ・高い耐久性を有する
  • ・既設コンクリートとの一体性に優れる
  • 工期短縮と早期の交通開放が可能
  • ・材料分離抵抗性に優れる
  • ・高い付着性を有する
  • 遮塩性が高い
  • ・空気透過性が非常に低い
  • ・勾配変化面に対応可能

鋼繊維混入率5.0vol.%に対する値

項目 特性値 備考
圧縮強度(設計) 130N/㎟ 試験 JIS A 1108 (材齢 28 日)
引張強度(設計) 9N/㎟ ひび割れ発生強度6N/㎟(材齢28日)
曲げ強度 35N/㎟ 試験 JIS A 1171(材齢28日)
ヤング係数 4.0×104 N/㎟ 試験 JIS A 1149(材齢28日)
フロー値 打設条件に適合する範囲 試験 JIS R 5201(モルタルフロー)
付着強度 2.7N/㎟以上 試験 JIS A 1171(材齢28日)
長さ変化率(収縮低減考慮) 111×10-6 試験 JIS A 6202(材齢32週)
塩化物イオン浸透深さ 0㎜ 試験 JIS A 1171(材齢28日)
中性化深さ 0㎜ 試験 JIS A 1171(材齢28日)
透気係数 0.001×10-16㎡以下 透気係数試験 (トレント法)

※:付着強度はコンクリート母材での破壊(接着剤無し)
試験機関:(一財)建材試験センター/(一社)日本建設機械施工協会施工技術総合研究所/福岡大学

  • 圧縮強度と材齢の関係
  • 基本試験では打設後1日で100N/㎟程度の強度を発現
  • 引張応力-ひずみ曲線
  • 一般のコンクリートと比較して3倍の引張強度を有し、
    ひずみ硬化変形性能が大きい

<J-ティフコムの施工>

  • J-ティフコムの練り混ぜは、スチールファイバーを含む高粘性のため専用のミキサーを使用します

  • フロー試験後の材料は、手で持ち運びできる高粘性と材料分離抵抗性を有します

  • 施工前

  • J-ティフコム施工後

<J-ティフコムによる鋼床版およびコンクリート床版の疲労耐久性評価>


  • J-ティフコム(厚さ=25mm)の補強による鋼床版溶接部の疲労耐久性および防水性の向上


  • J-ティフコム(厚さ=20mm)の補強によるコンクリート床版の疲労耐久性および防水性の向上

<J-ティフコムの新規性>

・超高強度コンクリートとして,現場練り混ぜ連続打設が可能.
・水・空気・塩化物イオン等の劣化因子を遮断することが可能.
・勾配変化に対応でき,過密鉄筋部や狭隘部での施工が可能.
・標準養生方法でひび割れの無い表面の確保が可能.
補修厚さ20mm程度の薄層で補強効果を発揮.
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